レコーディング&リハーサル&ダンス 横浜 月桃荘 スタジオ

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UPDATE:2016.7.30

音にパンチを!

出したい!って時、どうします?

おはようございます。カズキです。

 
時間のないレコーディング時、簡単な意思疎通を済ませた後音を決めていくんですが、

録り終わった後「パンチがない…ミックスの時ドカッとした音にしといてください!」と言われる事もしばしば。

もちろん可能ではあるんですが、ミックス段階で様々な処理をするとオリジナルの音からは離れていきます。

そういった処理をあえて行うのはもちろんカッコ良いですが、「音にパンチを出す5つの方法」覚えておくととってもスムーズです!

 
①エンジニアに「後から加工や派手な処理をしてOKかどうか」伝える

ほとんどの場合で長時間のミーティングは行えません。そのため(特に私は)演奏に忠実に、録り音のニュアンスのまま完成に持っていきます。

あえて加工した音が欲しい場合、それを念頭に置いた録り方をする事により最大限いい音で収録できます。レコーディング前にその旨伝えてもらうと非常にスムーズです!

サンプル音源等あればベスト!

②楽器を知る

ギターはベースのような低音は出ませんし、オクターブチューニングや弦高が狂っていればいくらアンプやエフェクターを持ち込んでも詰まったサウンドになるでしょう。ドラムやヴォーカルもコンディションが大事ですし、鍵盤の音作りだって大事な要素です。

楽器の出せる最大限のコンディションを引き出してあげる事が最大のミキシング・テクニックです。

③アレンジを詰める

同じ帯域に違う音が存在するとマスキングが発生します。ギターとボーカル、鍵盤が一斉に同じ音域で音を出してしまうといくらエンジニアでも物理現象には抗えません!全ての楽器の音域をきちんと分けてあげること、同じ音域に来る場合でも楽器の足し引きで帯域を飽和させないこと。これを守る事で各楽器への無駄な処理は減り、最大限のパンチへ繋がります!

ギターは特にヴォーカルと出ている帯域が似ているため、チューニングをレギュラーにこだわらず適切に変更しましょう(ネックやオクターブチューニングの調整もお忘れなく)!

④新しい弦を使う

ギターはレコーディング当日、ベースも3日以内程度の新品の弦を使って、きちんと弦伸ばしを使いましょう。エフェクターに迷う前に新品の弦です。びっくりするぐらい音が良くなります。

⑤迷わない

「レコーディング当日に音聞いて細かいアレンジ決めればいいや…」いやいや、ダメです!どういうアレンジにするかはもちろん、演奏のニュアンス、ピックの当て方に至るまで決めて、何回弾いても再現できるまで練習するのが(あくまで)理想です。

「ここどうやって弾こう…」「こっちの方がいいかな…」といった迷いは全部演奏に出ますし、何より音量が小さくなります!音のパンチは大音量からです!

 
後はお任せ下さい。私たちの出番です!理想のサウンドを”一緒に”出していきましょう!